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3DCGは医療でこそ生きる!3DCGの人体映像の使い道とメリット

医療とCG映像というのは、すごく相性が良いです。その中でも3DCG動画は特に相性が良いといえるでしょう。

だから実際に、医療現場からの3DCG制作の依頼を受けているという映像制作会社も、日々増えています。特に人体の3DCG映像は、医療現場においてすごく効果的です。

ここではそんな医療と3DCG動画がなぜ相性が良いのか、そして医療の現場では人体の3DCGはどんな風に使われ、それにはどんなメリットがあるのかという事などを紹介していきます。

人体の3DCG動画の使い道

まず、そもそも医療において人体の3DCG映像はどんな風に使われるのかということから見ていきたいと思います。

もちろん医療における人体3DCG映像の使い道は、一つではありません。

様々な使われ方が考えられますが、特に効果的なのは何かを説明するというシーン。

たとえば、何かの薬を患者さんに投与するという場面。

そんな時には、その薬がどんな臓器にどんな風に効いてくるのかということを説明することになるでしょう。

でも、患者さんの方は特に医療の知識を持っているわけではないので、説明をされてもいまいちわからないもの。

そこで人体の3DCG映像の出番なのです。

人体を3DCG映像で作成し、その中のどこの臓器がどんな風に悪いのかということを見せてあげます。

次に、そこに薬が投与されることで、その薬がどんな風に効いてくるのかということを見せてあげるんです。

するとよりリアルなイメージをもって説明されることになるので、ただ口で説明されるだけではイマイチわからなかったことが、きちんと理解できるようになるのです。

もちろんこれは、対患者さんの時にだけ使えるというものではありません。

たとえば何かの手術計画をたてる時などにも、患者さんの人体の3DCG映像があれば、それを使ってより具体的なイメージを共有出来るようになります。

情報の共有、イメージの共有が比較的に難しいであろう医療現場だからこそ、人体の3DCG映像というのは生きてくるのです。

人体の3DCG映像を患者さんに対しての説明で使うメリット

医療現場では人体の3DCG映像は何かの説明のために使われることが多く、その理由は、3DCG映像で伝えることによって、情報の共有、イメージの共有がしやすいからでした。

では、情報の共有、イメージの共有がしやすいことによって、どのようなメリットが生じてくるでしょうか?

そのメリットは、使用シーンによって違ってきます。

たとえば患者さんに対して情報の共有、イメージの共有がしやすくなることには、当然不安を少なくすることにつながるというメリットがあります。

ほとんど医療に対しての知識がないのが我々一般人ですが、その割に医師の言うことを闇雲に信用するというような時代ではなくなりつつあります。今では誰もがスマホで病気のことを簡単に調べることが出来る時代です。

その情報の信ぴょう性の程は定かではないにせよ、調べること自体は誰でも出来るようになっています。その結果、不確かな情報をもとに必要以上の恐怖や不安を感じることも多くなっているんです。

そこにイマイチ作用が理解できないような薬や治療をいただいても、信用しきれず、不安感はぬぐえないでしょう。病院などで処方される薬は、ネットで調べてもあまり出てこないことも多いでしょうし。

でもそこに作用をわかりやすく説明してくれる人体の3DCG動画があればどうなるでしょうか?それを用いて医師が説明をしてくれれば、確実にその薬の働きや効き方を理解できるようになりますし、イメージも沸きます。

だから、不安なく過ごせるようになるのです。

患者さんにとっては不安がなくなるというのはすごく大きなメリットですし、病院側にとっても、患者さんに不安なく過ごしてもらえることは満足度の向上になるので、次につながるというメリットがあります。

人体の3DCG映像を医療従事者側で使用するメリット

患者さんに対して人体の3DCG映像を利用するメリットは上記の通りですが、では病院内のチーム単位で人体の3DCG映像を使用するメリットは、どこにあるでしょうか?

医療従事者側で3DCG映像を使い、チーム内でより情報の共有、イメージの共有が出来るようになれば、たとえばカンファレンスなどの時間削減につながる可能性が高くなります。

病院内でのカンファレンスに限らず一般的な会社での会議などでも、人が集まり何かについて意見を出しあうような場面で、それにかかる時間が長くなってしまうのは、誰かが説明したことに対して正確なイメージの共有、情報の共有ができないことが多いからです。

ただそれは仕方がないことだとも言えるでしょう。

何かに対しての人の知識は一定ではありません。予備知識がある人とそれがない人とでは、やはり受け取れる情報の量も違ってくるんです。

1を聞いて10を知ることが出来る人もいれば、1を聞いて0.2くらいのことしか分からない人だっているものなのです。

でも、そこで役立つのが人体の3DCG動画。

3DCG動画であれば、視覚的なイメージでいろいろなことが理解できるので、詰め込める情報量がぐっと増えます。だから予備知識がある人に対してでもない人に対してでも、10を説明することが出来るようになるんです。

その結果、すべての人がしっかりと説明を理解できるようになるので、余計な時間を取られることがなくなります。

こうした人の集まりの時間には、数多の無駄があります。それをしっかりと削減していくことが出来れば、より働きやすい環境を作ることにつながるでしょう。

特に勤務がハードになりがちな医療従事者においては、このメリットは大きいのではないでしょうか?

医療従事者側では人体の3DCG映像を教材とすることも出来る

医療従事者側に関していえば、人体の3DCG映像を用いるメリットはそれだけではありません。カンファレンスなどの時間削減になるということは確かに大きなメリットですが、それ以外にももう一つ大きなメリットがあるんです。

それが、後進の育成がしやすくなるということ。

たとえば、ある医療機器の使い方を説明するシーンがあったとします。

本来であればそれは、先輩医師が教えたりして、機器の使い方を覚えさせていくことになるのでしょう。

でもそれだと、一度聞いても覚えられない場合、何度も説明しないといけません。

その結果、時間も取られるようになりますし、ストレスもたまります。

聞く方にしてみても、それは忍びないものですし、このやり方はお互いにとってデメリットが大きいです。

そこで3DCG動画の出番なのです。

人体とその医療機器の3DCG動画があれば、その医療器具を人体に対してどんな風に動かしてどんな風に使うのか、注意点はどこなのかという事を動画上で説明することが出来ます。

3DCGなので、場合によっては人の手を消したり、あるいは身体をスケルトンにさせたり、より機器の動かし方を見やすくして説明することも出来るので、理解度はグンと上がります。

さらに動画なので、ちょっとわかりづらいところがあれば、そこを何度も再生することも出来ますし、もし使い方を忘れたりしても、再度その動画を再生すれば確認できます。

お互いにとって無駄なストレスがなくなり、かつ理解度も上がるわけですから、極めて効果的だといえるでしょう。

説明的な使い方であるということには変わりはありませんが、こんな風な使われ方をすることもあるんです。

医療現場での人体の3DCG映像活用はより一般的になる可能性大

このように、医療現場で人体の3DCG映像を使うメリットは大きいですし、そして何より今は、いろいろなものの説明を動画で行う時代になっています。だから説明される方も、動画で説明されることへの準備が出来ているといえます。

それならば、情報量が多くわかりやすい人体の3DCG動画を使わない手はありません。

今後ますます、医療現場でのあらゆるところで、人体の3DCG動画は一般的に使われるようになっていくでしょう。

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