手術手技を動画に収めると何が良い?あえて映像で残すメリットとポイント解説 | 医療映像.jp

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手術手技を動画に収めると何が良い?あえて映像で残すメリットとポイント解説

後進の育成のために手術手技のノウハウを残しておくということは、大切なことです。しかし、ただ後進の育成のためにそれを残すというのであれば、別に紙資料であってもそれは可能でしょう。

でも実際のところ手術手技は、動画という媒体で残している人が多いです。それはなぜでしょうか?

その理由は当然、動画でそれを残すことにメリットがあるから。

ここではそんな、手術手技をあえて動画で残すメリットと、実際に手術手技動画を残す際の、動画作成のポイントについて紹介していきます。

手術手技を動画で残すことにより、動きが分かりやすくなる

難しい「手術手技」でも、確かに紙に1から手順を書いて説明すれば、一通りの動きは理解できるでしょう。でも、紙資料での説明には限界があります。

たとえば料理のレシピを想像してみてください。世の中にはたくさんのレシピ本が出ています。レシピ本だけではなく、レシピサイトも乱立していて、だいたいの料理のレシピは調べることが出来るんです。

にも拘わらず、世の中には料理が苦手だという人がいます。なぜそういう人たちは料理が苦手だと自負しているのでしょうか?

それは当然、「レシピ通りに作ったのにあまり美味しくできない」から。

レシピ通りに作ったのに美味しくできない理由はいくつか思い浮かびます。

具材の切り方が違うとか、火が強すぎるとか、あるいは具を動かしすぎているとか、調味料を入れる順番が違うとか。

レシピ本もレシピサイトも、どこまでも細かく説明してくれているわけではないですから、元々のレシピを作った人と、こういったところでちょっとずつ違いが生じてきてしまうのは仕方ありません。

料理を作ることに慣れている人やある程度の知識がある人であれば、いちいち細かく言われなくても調整できるでしょうが、慣れていない人や知識がない人の場合は、そこで違いが出てきてしまうのは避けられないのです。

でももし動画で説明されていたらどうでしょうか?

動画であれば、全く同じ手順で、全く同じ動きで作成できます。だから、その違いは生まれづらいのです。

それと同じことが、「手術手技」にも言えます。

あまり経験のない人や慣れていない人でも、動画を見て真似をすれば、そっくりそのまま真似が出来るんです。そして動きを完全に理解することが出来るようになります。

自然と情報を詰め込みやすくなる動画という媒体は、こうした何かの動きを教えるというシーンでは、すごく役立つのです。

動画で手術手技を残しておくことで自分でも確認出来る

自分の動きを動画で確認することが出来るというのもまた、手術手技を動画で残しておくことのメリットの一つになります。

手術手技に限った話ではないですが、実際に自分が自分のイメージ通りに動けているかというのは、一度自分を撮影して、それを第三者目線で見てみないことにはわかりません。

逆にいえば動画で撮影して見てみたら、思った以上に無駄な動きをしているとか、余計な力が入っているシーンが見られるとか、そういうことに気が付くこともあるということになります。

そういう自分のあまりよくない癖のようなものを発見して、それをその都度修正していくことが出来れば、自分の手術手技レベルももっと上がっていくでしょう。

いつまでも慢心することなくあくなき向上心でレベルを上げていくことが出来たら、それは間違いなく素敵なことですね。

動画であれば自分の手術手技を広く公開することも出来る

ここ日本でも、医療従事者向けに、手術手技の動画を公開しているサイトが見られます。あるいは病院単位で、簡単な手術手技の解説動画や、手術手技トレーニング動画を公開しているという病院も見られるのです。

動画として残しておけば、公開するのにも特に苦労はありません。

また見る方としても、動画であれば簡単に見ることが可能です。

これが紙媒体の場合は、見てもいまいち言っていることが理解できないこともありますし、そもそも見るのにいちいちダウンロードが必要になったりして、見る方としては面倒に感じることも出てきます。

せっかく公開をしてもあまり見られない可能性が出てきてしまうのです。

サイトへのアクセス数が同じくらいの場合、いちいちダウンロードをしないといけないものと、単に再生ボタンを押せば再生できるものとだったら、明らかに後者の方が見られる数は伸びていきます。手間が全然違いますから。

そんな風に自分の手術手技を公開するところがたくさん増えていけば、医師同士で切磋琢磨することもしやすくなるのではないでしょうか?

そういう意味でも、手術手技を動画で残しておいて、それを公開するというのは効果的だと言えますね。

手術手技を動画で残すなら多アングルで

このように、動画で残しておくことには様々なメリットがありますが、いざ手術手技動画を作成しようと思ったら、二つほど気をつけておくべきポイントがあります。

先ず一つは、アングルの問題。

手術手技の動画を作成する際には、アングルはなるべくいろいろな角度から撮影するのがおすすめです。

たとえば主観目線(手足が見ている人の手足であるように見えるアングル)や真上から、場合によっては反対向きから撮ってみることが有効になることもあります。

主観目線は言わずもがなで、ただ動画の通りに手を動かしていけば、手術手技の動きを学ぶことが出来る、すごく優れたアングルになりますし、真上からというのも、俯瞰から見ることによって力の入れ方や手の動かし方が分かりやすくなることがあります。

またあえて反対側から映してみることによって、主観や上からの目線では見えないところまで確認出来るようになり、より全体のイメージが付きやすくなることがあるんです。

どうせ手術手技の動画を残すのであれば、自分で見ても、そして自分以外の人が見てもわかりやすい動画である方が良いに決まっています。

そんなわかりやすい動画のために、他アングルが効果的なんです。

実際に他アングルで撮影している手術手技動画も、まずまず見られます。

手術手技動画は解説付きだとなお分かりやすい

手術手技の動画は、そのまま動きを撮影しているだけでも十分わかりやすいです。

でもそれに加えてさらに音声での説明が入ると、なおわかりやすくなります。

見ているだけだと、どこが大事なポイントなのかもわかりづらいですから、時折見方に困ることも出てくるものです。

でも、動画を見ながら音声で大事なポイントを教えてもらえば、見るべき点を逃すことなく見ることが出来るようになります。つまり、より動画が効果的なものになるのです。

解説はテロップでつけても良いですし、実際にテロップで説明しているものも見られますが、テロップだけだとテロップを見るのと手術手技を見るので忙しくなるというデメリットもあります。

だから、テロップをつけるにしても、音声での解説はつけたうえでテロップをつける方が良いでしょう。

それであれば、音声を聞き取れない、聞き取りづらかったタイミングでだけテロップを見て、あとは手術手技を見るという見方が出来るようになりますから。

手術手技動画の作成は医療動画の中でも導入しやすいはず

最近では医療業界と映像業界の関係はすごく密接になってきています。そんな密接な両業界ですが、それでも活用シーンによっては、すごく効果的なことはわかっているのになかなか導入に踏み出せないということも多いでしょう。

しかし手術手技の動画であればどうでしょうか?直接的な治療行為に関しての動画活用だというわけでもないので、すごく導入しやすいのではないでしょうか?

それでいてメリットも大きいわけですから、手術手技動画を残すために映像会社を活用するというのはおすすめできます。

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