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BPSD治療に映像を!効率的に脳に刺激を与えることができる映像が効果を発揮!

BPSDは、介護をしないとならない人が特に問題視することの一つ。だからできれば速やかに改善させてあげたいところです。そんなBPSDの治療法の一つに、映像を用いた療法があるのです。

簡単に心地よさを与えることができるのが映像

たとえば、自分の懐かしい写真をまとめてスライドショーを制作する。あるいは自宅の中を撮影した動画をまとめて映像にする。好きな花を撮影した動画を作成したり、あるいは好きだった芸能人の映像をまとめてDVDにして見せたなんていう例もあります。

こうして自分の興味や感性を刺激するような映像を見せてあげることで、BPSDをいったん脳の脇の方に押し出していくことが可能になるんです。すると、すっと頭の整理がつきやすくなることがある。

BPSD、介護する側からみたところの問題行動が起こってしまう理由は、今の自分を受け入れることができないからであることが多いです。その今の自分を受け入れるためには、いったん頭の中を整理する必要があります。しかしそれは簡単にできることではありません。そこで使われているのが映像です。

メリットは体への負担の少なさ

映像の利点は、薬物による治療のように体への影響がないということ。ただ映像を見せるだけで済むので、特に体に影響が出るわけではないです。もちろん、薬物での治療であっても、そこまで甚大な副作用があるわけではないでしょうが、それでも少なくとも何らかの影響は与えるはずです。

それに対して映像での治療であれば、身体に悪い影響を与える可能性はありません。だから、たとえばBPSD以外に身体的に問題を抱えているという場合でも、BPSDの治療がしやすくなります。

自宅での治療にも役立てられるというメリットも

またこうした映像によるBPSD治療は、自宅での治療に役立てることができるというメリットもあります。映像を見せるだけで良いわけですから、場所は別にどこでもいいわけです。たとえば、ホテルでも病院でも自宅でも、映像を見ることができる環境であれば、BPSDの改善に役立てることができます。

特に自宅においては、BPSDで困ることが多いです。自分たちだけではどう対応したよいかわからなくなることもありますし、薬を飲ませて対応しようにも近づけないということもあるでしょう。

そんな時でも映像であれば、無理に近づくことなく見せることも可能。治療・改善を試みる側にとっても、リスクが少ないというメリットがあります。

介護する側が怪我をしてしまったり、あるいは心の病になっていたら介護どころではなくなりますから、そうならないように治療・改善を進めることができるというのは大きいですよね。だから今映像を使ってBPSD治療に取り組んでいるところが増えてきています。

こうした映像での治療の場合、やはり映像のクオリティは大きな問題になります。クオリティが低いとBPSDを脇に追いやる効果もその分だけうすくなる可能性はあります。だから、できる限り見入りやすい映像を作成することが大切です。

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