VRの映像と言うと、最近では医療において活用されることも決して珍しいことではなくなってきています。
特にアメリカでは、VR映像は弱視の治療に多く用いられていると言います。
VR映像を見せることで目と脳を連携させる
弱視の原因は、主に脳と目の神経で上手く連携できていない部分があるからだと言えます。
つまり、その連携度を高めてあげることが出来れば、それによって弱視は改善されていくのです。
でも、やはりソレを連携させるには手術が必要でした。でも手術を行うということは、少なからずリスクを負うということになります。
目のことですから、やはりリスクは出来れば負いたくないものです。
だから、いまいち手術に踏み切れない方もたくさんいたはずです。
しかし、そんな目と脳の神経を上手く連携させるという難題も、VR映像を用いれば出来るようになることがあるのです。
VR映像は、まさに目と脳の両方にアプローチするモノになるでしょう。
目だけで見ているのではなく、そこに自分が入り込んでいるかのように錯覚するわけですから、脳に対してもアプローチしていると言えます。
そんな風に目と脳に対してアプローチすることが出来るのですから、目と脳の神経を上手く連携させることも可能になると言えるでしょう。
だから、実際にアメリカではすごくたくさんの病院において、弱視の治療にVR映像が活用されていると言います。
そして実際に、ほとんどのその治療を体験した方が、視力の回復を経験しています。
簡単にバランスよく刺激を与えられる
VRを用いることによって、目への刺激を簡単にバランスよく与えることが出来るようになります。
弱視の治療においては、片方に強く、そしてもう片方に弱くというように、目にバランスよく刺激を与えていく必要がありますが、VR映像を用いればそれも簡単に出来るでしょう。
基本的にVR映像を見る時には、ゴーグルのようなものを着用することになります。
そうしてゴーグルのようなものを着用させていけば、両目に別々の映像を見せることも簡単に出来るようになります。
そうして両目に別々の映像を見せることが出来るようになれば、両目に別々の刺激を与えるということも問題なく出来るようになるでしょう。
だから、VR映像を見せることは弱視の治療に効果的だし、かつ実際にそれで成果も出ているのだと言えます。
治療とは思えないのもメリットに
またこうしたVR映像を用いた治療は、決して治療のようには思えないでしょう。
たとえば薬を飲んだり、あるいは何らかのエクササイズをしたり、何か辛い思いをしたりということはありません。
ただただ映像を見ながらゲームをしているだけで、それが治療になるのです。
それはVR映像を用いた治療の大きなメリットになります。
辛いところがなければ、それに取り組むのにも積極的になるでしょう。
積極的に治療をしていければ、その分改善がみられるようになるのも当然。
だからVR映像を用いた弱視の治療は結果が出ているというところもあるでしょう。