映像と医療は意外と相性が良いですが、中でも特に相性が良いのは間違いなくリハビリでしょう。
実際にリハビリでは映像を上手く活用しているところがすごく多いです。
実際にどんな風に活用されているのか、いくつか見てみましょう。
家族に対してのリハビリ指南動画を作成する
リハビリは基本的には一人では出来ないものです。
出来るものもありますが、やはり一人でリハビリをするというのはリスクが大きいです。
なんのリハビリかにもよりますが、たとえば車椅子生活から脱却するためのリハビリをしていたとしましょう。
そんなタイミングのリハビリを一人でやっていたら転んでしまったりして、また状態がひどくなることもあります。そうならないためには、誰かに手伝ってもらうしかありません。
医療機関以外で頼れる人となると、それはやはり家族になるでしょう。
でも家族は素人です。だから上手くサポートしてあげることは出来ない。そんな時に、映像の出番なのです。
こういうリハビリの時にはこうして支えてあげるとか、このリハビリのポイントはここにあるとか、そういうことを動画でチェックすれば、たとえ素人でも正しくサポートしてあげることが出来るようになるでしょう。
それは、文字ではいまいち伝わらないことも多いことです。
たとえば体の動かし方なんて、言葉で言われても分からない人がほとんどでしょう。
だからこそ、映像が活きてくるのです。
モチベーションアップに活用しているところもある
中には映像をモチベーションアップの為に活用しているところもあります。
何故映像を活用することがモチベーションアップに繋がるか分かりますでしょうか?
それは、過去の映像を見ることで、自分がどれだけ進んでいるかをチェックすることが出来るからになります。
リハビリの様子をずっと撮影しておいて、少し成長したらその都度成長前の自分の映像を見せてあげて、これくらい成長したという事を見せてあげるのです。
するときちんと成果が出ていることが自分の目ではっきりと分かるようになり、もっと頑張りたいと思うようになるのです。
その成果は、実際に映像で見せてあげることが重要です。
言葉でこれくらい成長していると言われるのと、実際に映像でどのくらい成長しているのかを見るのではその成長具合の理解度は全然違うでしょう。
当然ながら成長が実感出来れば出来るほどにモチベーションが上がるわけですから、映像を見せた方がはるかにモチベーションをアップさせることに繋がるのです。
リハビリ中の様子を撮影することで家族にも安心を
リハビリテーションに対しては、不安がある家族も多いです。
どんなリハビリをどんな風にさせているのかわからないわけですから。
当然ながらリハビリはそうそう成果が出るものではないでしょう。
でもそもそも不安がある家族は、そうしてなかなか成果が出ないリハビリに嫌気がさしてリハビリを違う場所で進めるようになってしまう事もあります。
それではお互いに損しかしません。
そんな問題を解決させるために映像を活用して、実際にそうした転院を減らしたところもあります。
そういうところでどんな風に映像を活用したのかと言いますと、リハビリ中の様子を撮影して、それを家族にも見せるようにしたのです。
編集して動画で送るところもありますし、リアルタイムで配信するところもあります。
見せ方は様々ですが、そうして実際の様子を見れば、どんなリハビリをしているかもわかりますし、どんな接し方をしているのかも分かるので、不安はグッとなくなるでしょう。
その活用方法は、リハビリにおけるすごく効果的な活用方法でしょう。