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手洗い動画の効果や意味とは? 意識を高めてウイルスを撃退しよう

いま、世界中を震撼させている、新型コロナウイルス。ヒトからヒトへと感染することや、感染経路が不明なことから、今も急速に、感染拡大を続けています。
そのような状況に危機感を覚えた芸能人の方々や、スポーツ選手の方々が、企業の公式ホームページや各自のSNSサイトなどで、[手洗い動画]を続々とアップロードするようになっています。
手を洗う動画をアップロードする意味や、それらの動画がどのような効果を上げているのかまで、検証していきます。

①手洗い動画の取り組みの意味や映像から得られる効果

[手洗い動画]というものが、インターネット上に溢れるようになった昨今ですが、そもそも[手洗い動画]とは、その名の通り、[手を洗う動画をインターネット上にアップロードしたもの]です。
これを、数多くの芸能人の方々や、スポーツ選手の方々が、企業や個人のホームページ内で公開をするようになり、それらの[手洗い動画]を各テレビ局が公に取り上げて放送をしたことで、[手洗い動画]というものが、私たちにとって、非常に身近な存在となるに至りました。

日本で1番最初に[手洗い動画]をアップロードしたのは、ジャニーズ事務所でした。ジャニーズ事務所は、[Smile Up ! Project ~Wash Your Hands~]と題し、人気グループの嵐やKis-My-Ft2、木村拓哉さんやA.B.C‐Zなど所属アーティストの手洗い動画(Wash Your Hands)を複数アップロードし、軽快な音楽に合わせて、[Wash Your Hands]というキーワードの歌詞とともに、正しい手の洗い方を呼びかけています。
その他にも嵐は、手の洗い方を実際に5人で実践をしている動画もアップロードし、綺麗に洗うことを促しています。木村拓哉さんも、手の洗い方を実際に実践しながら詳しく解説する動画を、それぞれアップロードしています。
ジャニーズ手洗い動画に関連して、プロサッカーチームではFC東京、清水エスパルス、ジュビロ磐田、ベガルタ仙台、サンフレッチェ広島などが、プロ野球球団からは北海道日本ハムファイターズが、それぞれ[Wash Your Hands]の各チームバージョンを制作し、手を洗う動画をアップロードしています。

その他に、[手洗い動画]をアップロードして有名な人物は、PPAPというリズミカルな音楽で世界的なヒットを見せた、ピコ太郎さんです。ピコ太郎さんは、[PPAP-2020-]と題し、PPAPの音楽に合わせながら、[Wash]という、シンプルで伝わりやすい歌詞へとシフトさせ、きちんと手を洗うことを動画の中で促しています。
川崎フロンターレの中村憲剛選手は、PPAPに関連して、ピコ太郎さんの音楽に合わせながら[手洗い動画]を披露し、FC琉球の小野伸二選手も、リズミカルな音楽に合わせて[Wash!]という強いメッセージを呼びかける手洗い動画を披露しました。

[手洗い動画]は、実践することも非常に簡単で、テレビを通して繰り返し放送されることで、手を洗うことの重要性を全国的に広め、改めて徹底を促すことが出来ていると言えます。
もともと、この[手洗い動画]の取り組みを始めたきっかけとして、ジャニーズ事務所の例を挙げてみると、ジャニー喜多川社長が亡くなる前までお世話になっていた、日本赤十字社の現状を伝えるテレビ番組で、医療崩壊目前である医療現場の実態を知り、手洗い動画などの一定期間の映像配信を行うことで、過酷を極める医療現場への物資購入費用にさせて頂くとのことです。
多くの著名人をはじめ、たくさんの人が手を洗う動画を公に公開する取り組みは、基本的な手の洗い方の徹底を促すことが出来るだけでなく、映像として配信をすることで、このように収益化をさせて医療現場に必要な物資の購入費用に変えたり、医療機関に全額寄付をしたりすることができます。医療現場へそういった寄付をすることで、現在、微塵も油断することのできない国難と立ち向かい続けてくれている医療従事者の方々のためになり、医療現場自体も潤うことに繋がります。

②手を洗うという意識をさらに高めることで、明るい未来へと繋がる

手を洗うということは、人が生活する上で、衛生的な面から、毎日欠かせないことです。
家に帰ってきた後に手を洗う、料理をする前に手を洗う、トイレから出た後に手を洗う・・・など、必要に迫られて使用することがほとんどであると思います。
医療に従事する方々は、その職業柄、毎日何十回も手を洗っています。それだけ、手を洗うという行動が、手術や診察を行う上では身近でとても欠かせない習慣であるということが分かります。

ここで、[手洗い動画]の中でもうお分かりかと思いますが、今の時期は特に重要であることから、正しい手の洗い方を今一度レクチャーしていきたいと思います。使うものは、ここではアルコール消毒液ではなく、家庭で使われやすい石鹸を使います。
まず、手を水洗いし、石鹸で丁寧に泡立てます。そして、指の間も爪の先も、手の甲も手首も、綺麗にこすりながら泡で包みます。その後、綺麗に洗い流します。これで終わりです。菌やウイルスの飛散はこのように手を綺麗に洗うことで簡単に防げるので、まだ習慣化させていない場合は、今の時期を機に、是非心掛けるようにしてください。

ここまでは、正しい手の洗い方の解説を致しましたが、では、[人は何故、手を洗うのか?]ということに関しては、あまり考えたことがないのではないでしょうか。
人の手というものは、無意識のうちに、様々なところを触れていたりするのです。例えば、ふと髪の毛に触れていたり、鼻の頭に触れていたり、机やノート、ボールペンなども、無意識のうちに触れていたということは誰にでもあることです。
しかし、その色々なところに触れている[手]だからこそ、目には見えない、たくさんの菌やウイルスが付着しやすいのです。その為、[手]から持ち込んでしまう菌やウイルスというのが、最も多い感染経路であると言われています。

例えば、風邪を引いている人がいるとします。その人が、くしゃみをしたり、咳をしたり、鼻をかんだりするとします。その瞬間に、その人の[手]には、たくさんのウイルスが付着するのです。その人が外出をし、公共の手すりやつり革などに触れるとします。そしてそこに他の人が触れることで、感染はあっという間に広がってしまうのです。これは、インフルエンザやノロウイルスなどの場合も同様に、[手]から感染することが濃厚とされています。
それが、コロナウイルスとなれば、どうなるでしょうか。コロナウイルスも[手]を介した感染に当てはまる為に、そしてコロナウイルスは過去にないほどに重症化しやすい為に、これだけ多くの[手洗い動画]が拡散されているわけです。

手を洗う際に使うものは、数多くの比較統計から、石鹸よりもアルコール消毒液のほうが、手の菌やウイルス除去には優れているので、そちらを使用すると安心ではないでしょうか。
また、手を洗った後に拭くタオルですが、みんなが手を拭いたような濡れたタオルは、菌やウイルスを引き起こす原因となりますので、タオルは1人1人、乾いた清潔なものを分けて使うようにしましょう。
今は、外出はとにかく自粛をして、[Stay home]です。[手洗い動画]を見ながら、自宅できちんと手を洗って、ゆっくりと過ごすことを大切にしましょう。

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