2019年5月8日
最近、ニュースで「5G」という言葉をよく目にするようになりました。
今回は「5G」と医療の関係性について注目していきたいと思います。
5Gとは?
5Gとは、4Gに続く次世代の通信技術で、2020年の実用化に向けてさまざまな分野での利用が検討されています。
大きな特徴は3つあり、インターネットの閲覧や4Kの超高画質な動画が現在よりも快適に利用できる「高速大容量通信」(4Gの20倍速い)、ネットワーク遅延が遠距離通信でもずれが生じにくい「低遅延」、1平方キロメートル当たり100万個以上の機器を同時に通信回線できる「多接続」です。
5Gと医療の関係性とは?
現在、日本各地で少子高齢化が進む中、医師不足や地域によって医療機関の偏在が大きな社会課題となっています。特に過疎地では高齢化が進み、都市部にある高度医療機関の診療が受けにくいという現状があります。
しかし、5Gの特徴である高速・大容量を使えば、高精細な映像伝送が可能になります。これにより、経験豊かな医師が遠隔から手術現場に的確な指示を出せるようになります。5Gによる高精度映像の高速伝送が実現すれば、高齢の患者さんの負担軽減や医療の均質化を図ることができます。
5Gの超高速通信技術が一般活用出来るようになれば、日本だけに留まらず、世界中どこからでも手術支援が受けられる様になり、都市部と遠隔地の間にある医療サービスの壁を「無線の力」で超えることができる世の中になるのかもしれません。
まさに医療革命ですね!