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もっと安心を与える為の【これからの介護と映像の関わり方!】

介護施設において動画を活用することは、他者に安心感を与える為の大きな武器になります。そしてこれからの時代、その安心感をもっと強く求められることも増えてくるでしょう。だからこれからは、もっと安心感を与える為に工夫して映像を活用しないとなりません。では、どのようにすれば映像でもっと安心を与えることが出来るでしょうか?

①ライブ配信で高い安心感を

一つ目はやはり、介護施設の様子をライブ配信するということでしょう。
もちろん全ての部屋の全てのシーンを誰にでも見ることが出来るようにするということはまず不可能です。そのようなことになっては被介護者のプライバシーがまったく守られなくなります。
しかし、専用のパスワードを与えた家族にだけは、ある程度のライブ配信をチェックすることが出来るようにするなど、限られた範囲で映像を活用していけば、どのような介護をされているのか、どのような生活をしているのかがよく分かるようになるので、より強い安心感を家族に与えることが出来るようになるでしょう。実際に、すでに日本の一部の介護施設ではそのようなライブ配信をしているところもあります。
最近では、介護職員が起こす事件などもニュースでよく耳にします。そのような状況だからこそ、ライブ配信というリアルタイム映像による、強い安心感が必要とされているのでしょう。

②定期的なビデオメッセージを撮影し送る

これからの時代には安心感が大切なわけなのですから、家族に安心感を与えるために、定期的にビデオメッセージを撮影するという方法もアリでしょう。
本人の動く映像を定期的に確認してもらうことができれば、安心感も得られるはずです。たとえば被介護者のこれまでの人生での良かったこと、あるいは誇れることを語ってもらうと良いでしょう。これは、ディグニティセラピーと言われる方法になります。
ディグニティセラピーとは、人生のよかったことや誇れること、あるいは大切にしてきたことなどを語っていき、それによって自尊心を取り戻そうという手法になりますが、これは自尊心が失われがちな介護においても活用できることなのではないでしょうか?
動画を作成し家族に安心感を与えつつ、かつ本人の心にも影響を与えることが出来るので、今後もこのような手法の動画が活用されることも増えていくはずです。

③素人向けの介護方法指導ビデオの作成

今でも介護施設では、新人介護士向けの教育ビデオの作成をすることは多いでしょう。
しかしこれからは、それをもっと分かりやすく丁寧にした、一般人向けの介護方法指導ビデオの作成も増えていくでしょう。
日本には、他の国よりも比較的に強固に、家族の世話は家族がしないとならないというイメージがあります。欧米やその他の国の場合はそこまで強くないので、介護施設に頼ることも多いですが、日本の場合は家族で介護をするという意識がかなり強いので、なかなか介護施設に頼ることが出来ないでいる人もたくさんいます。そしてこれから高齢者がどんどん増えていくと、そうした家族内で自力の介護方法で悩む人はかなりの数になるでしょう。
だからこそ、介護方法を一般人に向けて指導するビデオが必要になるのです。このような映像が増えていけば、自宅で介護しないとならない人でも安心して介護が出来るようなるでしょう。
これからの介護施設は、家庭での介護者の介護方法の映像の制作も求められていくはずです。

安心感を与える為に動画ほど役に立つものはありませんし、これからは、こうしてもっと介護と映像が密接にかかわっていくことは間違いありません。

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