最新医療「がんゲノム医療」

2019年5月22日

日本人の死亡原因のトップは「がん」です。これは1981年以降40年近く連続でトップです。今や日本人の約2人に1人がかかるといわれています。
私自身も祖父をがんで亡くしており、とても苦しそうな闘病生活を送っていたのを間近で見てきました。
しかし、医療の進歩によって、がんの部位によっては劇的に生存率が上がっています。さらに、近年では患者への体の負担が少ない治療法も次々と開発されています。
そんな中ひと際注目なのが遺伝子レベルでの治療方法「がんゲノム医療」です。

「がんゲノム医療」とは?
主にがんの組織を用いて、100種類を超える遺伝子を同時に調べ、遺伝子変異を明らかにすることにより、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療です。
治療の選択肢が広がるほか、確実性が高まり、体への負担の大きい放射線治療や不要な投薬を減らすことができ、辛い副作用の軽減や症状の緩和が期待できます。

「がんゲノム医療」の更なる技術向上で「がんは“体に負担なく”治せる病気!」になっていく事を期待していきたいと思います。