2019年6月20日
「AIの進化と弱点」
人工知能=AIは、いまや様々な分野で目覚ましい進歩を遂げています。
医療の分野においても、多くの症例や論文をディープラーニングで学んだAIの診断によって、人間では見つけられなかったがんの病巣や、非常に特殊な白血病を発見できたという報告もあります。
他にも、新薬の開発サポートや、心臓発作を高精度で未然に予測したりと活躍の例は枚挙にいとまがありません。
そんな医療AIにも苦手な分野があるのをご存知ですか?
AIは読解力が苦手なんだそうです。
カルテの書式が統一されておらず、AIにはまだまだ読むのが難しいといわれています。
さらにひとつの単語で複数の意味を持つことの多い医療用語は人間には簡単に理解できてもAIには判別がつかないことが多いのだとか。
診察においても患者とのコミュニケーションをとるなど、まだまだ人間の医者にとって代わるには時間がかかりそうです。
「映像分野におけるAIの未来」
実は我々映像の分野でもAIは、近い将来人間にとって代わるかもという現実があります。AIが映像素材を解析し、自動に動画を編集するなんてこともできるようになったそうです。その出来栄えはというと…
風景の美醜や、料理のシズル感など完成の部分ではまだまだ人間に遠く及ばないとの事。
ほっと胸をなでおろすものの、遠くない将来に強力なライバルとなる危機感はぬぐえません。他分野ではAIの進歩を願いつつ、つい自分の仕事は奪われないように望んでしまいます。
今、自分にできることは感性を磨き続け、AIにはできないような人の心を動かす作品を作り続けられるよう精進していきたいと思います。