「約3分間の映像を眺めるだけ」新たな認知機能検査法

2019年9月18日
車いす

高齢者の約7人に1人
これは現在の認知症患者の数である。
高齢者ドライバーの引き起こす交通事故など認知症問題は日本社会の大きな
問題の一つといわれている。

認知症問題の難しさの一つは患者自身が認知症であることを
自覚しづらいという点にある。

センシティブな問題を医師の問診で聞き出すことでしか従来の認知症診断はなかった。
しかしこの方法では検査に時間がかかることや、直接的に病歴や病状を質問するため
患者の心理負担が大きいことがたびたび問題となっていた。
そういった懸念から認知症への治療が遅れるというケースが散見されていたのだ。

そんな認知症診断に画期的な方法が開発されたという。
その驚きの方法は、映像をたった3分間眺めるだけだというのだ。
映像を見る患者の目線の動きをコンピューターが自動的に解析し認知症であるかを
診断することができるという。

「認知症かも-」と不安に思う方も診察へのハードルがぐっと低くなるのではと
大きな期待が寄せられている。