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3Dモニター用メガネはここまで進化している!その詳細を徹底解説

内視鏡手術に使われる3Dモニター用メガネは、著しい進化を遂げています。
3D内視鏡手術で使用出来る、3Dモニター用メガネが新たに開発されました。 従来には決して存在することのなかった、新しくて画期的な構造設計の3Dモニター用メガネとなっているといいます。 一体、どのようなメガネなのでしょうか。 詳しく解説をしていきます。

①従来の3Dモニター用メガネと現在のメガネの大きな相違点

従来の内視鏡手術現場では、3Dモニター用メガネを装着して手術を行うことが当然とされています。 そのため、内視鏡手術の現場からは、メガネを装着した際の不快感を改善して欲しいとの強い要望が多くありました。
3Dモニター用メガネは、その使用に伴って、目の奥が重いというような眼精疲労や、重いメガネを長い間装着することによるストレスで、メンタル面でもフィジカル面でも疲弊してしまうことがありました。 それに加えて、ディスプレイを横側から見る先生方は、 身体のポイントとなる奥行きと、モニターを見て得られる奥行き感が一致しないということが、さらにストレスを感じてしまう要因となっていました。
外科手術では、長い時間、研ぎ澄まされた集中力とハイレベルなテクニック、そして注意力や判断力が継続的に要求されるので、このようなストレスとなる要因は、出来る限り取り除かなければなりません。 内視鏡手術では、様々な箇所の手術がありますが、その中でも腫瘍が見つかりやすい部分として、大腸という箇所もとても多いかと思います。
シニア世代の場合では、5割以上の良性腫瘍が、内視鏡検査にて見つけられるという報告もあります。 人が生活していく上で、非常に大事な役割を持つ大腸ですが、ここには大きなポイントがあります。 それは、大腸は基本的に曲がりくねっているということです。 大腸は、120から150センチ続いており、その中には大きな曲がり目が4か所あります。 その曲がり目のフォームに合わせて、内視鏡を進行させたり、あるいは引き返したりという作業を実行します。 例えば、曲がり目の3つ目を曲がった先のとても奥まったポイントに、ポリープがあるとします。 医師の手元の操作は非常に繊細で、とても複雑な作業となり、そこには絶対的に快適に装着することの出来る3Dモニター用メガネが必要となります。 現代医療での外科手術は、患者さんの身体的リスクを出来る限り削減する為に、内視鏡手術がオーソドックスになりつつある傾向にあります。 そのため、4K3Dモニターによる手術は、これから更に増えていくものと予想出来ます。
4K3Dモニターを利用して内視鏡手術を行うことで、従来の手術では難しいポイントであった奥行き感や、立体感まで、正確に、そして高解像度で再現することが可能です。 また、手術中には、とても軽くて視界の広く見ることの出来るスポーツタイプのフレームを使うことで、長い時間実行することになる内視鏡手術で、外科医の医師のリスクを大きく減らすことが出来るのではないかというのです。 長い間、手術を行われる先生方や医療従事者の方々の悩みの種となっていた、装着時の不快感が解消され、更に手術に集中することの出来る環境が整ったということに他なりません。
そして、そのことが結果として、手術のリスクを削減するということにも結びつくのではないかと考えます。

②過去の装着リスクを全て排除した全く新しいフレーム

開発された一つ目の3Dモニター用メガネはスポーツフレームタイプで、注目すべき最大のポイントは鼻パッドがないということです。鼻骨で支えず、頬骨でフレームをサポートする構造になっているといいます。 両耳、そして鼻などでサポートするいままでのフレームでは、どうしてもウェートの分散が難しく、そのために耳の痛みや、鼻の痛みが出てしまうといったことが多々ありました。 また、鼻のパッド部分に汗が詰まり、レンズが曇りやすくなったり、構造上鼻骨を抑えつけるために呼吸がしづらくなったりというようなこともありました。 開発された3Dモニター用メガネのスポーツフレームは、両耳、そして大きな両頬骨の4点よりサポートするメカニズムとなっているので、エアーの流れもあることから、レンズ自体も大変曇りにくくなっています。

③革新的な相互作用

もう1つのフレームは、オーダーメイド技術により開発されたといいます。
3Dレンズのクリップを組み込むフレームです。 クリップは特許技術のマグネット方式で片手で簡単にワンタッチ装着できるといいます。フレーム側のレンズ、クリップ側のレンズ両方にマグネットを直接埋め込みます。 クリップのレンズのフォームは、フレームのレンズのフォームときっちり正確に組み合わせて作製することより、ずれてしまうという心配がないといいます。 この3Dモニター用メガネで注目すべき最大のポイントは、必要な時にのみクリップオンでき、3D手術以外のときはクリップを外して通常のメガネとして使用できることです。また、[スポーツフレーム+度付きのレンズ+3Dクリップ]のセットとして使用する個人個人に合わせたメガネを作成することができるといいます。
内視鏡手術では、3Dモニター用メガネを使用することで、装着時の不快を感じることなく、スムーズに手術を進めることが出来るよう、3Dモニター用メガネはここまで進化を遂げました。 この事から、3Dモニター用メガネは、内視鏡手術の際には必須であるとも言えます。 日々利用する大切な医療機器ですので、今後の展開にも目が離せません。

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