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今こそ映像で医療を応援できる? 医療の現場に届けるエール

4月は、新年度の始まりのシーズンですが、今年の4月は新型コロナウイルスの影響で、私たちの体験したことのない新年度の始まりとなりました。
政府からの要請により、企業はテレワークという新しい働き方を本格的に導入する態勢を取り、従来の新年度とは全く異なる幕開けとなりました。感染者数は日に日に増加し、社会は常に張り詰めた空気を保ち続けているこのような状況を打開すべく、今最も活動してくれている人々が、医療に携わる方々です。
沢山の企業が、映像を使って全ての医療従事者の方々へ、エールを送る動画を作成しています。そのような映像から、医療従事者の方々へとプラスの影響を与えることが出来るのか、検証していきます。

①医療現場へ捧げる映像の拡散は、どのように広まった?

新型コロナウイルスの影響により、医療現場の重要性は日に日に増していますが、それと同時に医療現場では、マスクや防護服の不足が深刻化しています。そのような状況を打開するために、企業はマスクや防護服の製造を始めたり、医療現場に多額の寄付をする人々も続々と現れるようになりました。
そしてその延長線上に、欧米が一足早く、映像による医療従事者の方々へのエールを送り始めるようになりました。
それは医療現場の応援に賛同する多くの人々と共に、キャンペーンのような形で、映像を駆使してエールを送る運動を展開するものとなっています。

それらの映像は、その後、すぐに日本のテレビやインターネットを通して発信され、日本でも、映像を使用して医療に携わる方々を応援するという運動が、自然と広まるようになりました。
映像を使用するメリットとして、個人で簡単に動画をアップロードすることが出来て、それをスピーディーに、世界中の人々に拡散することが可能というポイントが挙げられます。
今まさに医療現場で戦い続けている医療現場の方々へと、このような方法で、応援映像は伝わっていきます。

また、一部の方に限ってですが、不要な外出をしたりと、危機管理能力について問う声が欧米から上がっていますが、これはその通りであって、不要な外出であるならば、自粛することが日本全体の為になります。
もしその為に医療従事者の方にまで感染を拡げてしまった時、それでも治療をしてくれるのは誰なのかをよく考えながら、今は日本中の皆で、[stay home]を実践していきましょう。

②医療従事者へのエールは、映像を通して伝えることが最も効果的

映像は、声だけで伝える音声のみの手段と違って、その人自身をモニターに映し出し、そこに声などの音声とともに伝えることで、音声のみの手段よりもさらにその人を身近に感じることが出来て、私たちに感動を与えてくれるという、非常に素晴らしい技術を持ちます。
最近では、製薬会社や大企業をはじめ、サッカー選手や歌手なども、続々と手を洗う映像や注意喚起の映像ををアップロードして注目を集めています。
これらの動画も、実際に手を洗っているところや、洗い方について、音声だけでなく映像を用いて表現しているところが、見ている側にもプラスの影響を与えています。

ニュース番組を見ていても、テレビの映像の中に、更に四角い映像が映し出されていて、それが医療従事者を応援する動画をニュースの中で紹介しているというようなことが、毎日見かける光景となっています。
国際サッカー連盟であるFIFAも動画をアップロードし、メッシ選手や本田圭佑選手、長谷部誠選手や長友佑都選手など、サッカー界の大物スターたちが、次々と医療従事者に向けて、感謝の言葉と拍手、そしてエールを送っています。
映像の中で、選手たちが、真の英雄である医療従事者に向けて、実際に拍手をする表現方法を通して、医療の方々を称えています。この拍手を送るという取り組みは、企業や選手をはじめ、日本全国で広がっていますが、いわき市では、金曜日の正午に拍手をするという取り組みを導入しており、それらは映像にもアップローどされていて、いつでも見ることが可能となっています。

サッカー選手たちのエールにしても、いわき市の取り組みについても、画面を見ている側は、心を打たれるものがあります。
いわき市については、東日本大震災のときに、大変な災害を経験した地域でもあり、今回のこの拍手というアクションは、間違いなく素晴らしい取り組みに違いありません。
東日本大震災に関しては、地震だけで津波が来なければ、あのような大きな災害は起こり得なかったという学者は非常に数多くいます。

地震は天災ではありますが、何故日本が、これだけ多くの地震を経験しているのかというと、日本という国の険しい地形に理由があります。
日本は4つのプレートから成り立っていて、地震と火山の活動が盛んな事や、海や山・そして火山と都市緑地などが面していること、モンスーンに属するエリアに接していて、季節的に猛烈な雨を観測することなどが、日本に災害の多い国であることの主な理由として挙げられます。つまり、日本という国の地形上、災害を避けては通れない国であり、災害が起こる度にみんなで一致団結をして、乗り越えてきた歴史があります。
その中でも東日本大震災は、非常に大きな災害であったにも関わらず、多くの企業や芸能人の方々・そして国民の方々が、映像を通してエールを送ったり、足りない物資の呼びかけを行ったり、実際に足を運んでボランティアをしたりという映像が、テレビを通じて私たちにも届けられました。

これらの沢山の人々のアクションからも、映像というものが、いかに日常生活に溶け込んでいて、それが生活に欠かせないものであるということがよく分かります。
実際にエールを送りたいからと、むやみに病院へ行ったりすることは絶対に許されない状況の中で、映像というものの価値やニーズは日に日に増しています。
このような理由から、医療従事者へのエールを送る手段は、映像が最も相応しいということができます。

③映像で届けよう、さらに大きな支援の輪を!

たくさんのエールが、動画を通じて大きな1つの輪のようになっている状況ですが、一方医療現場では、今も決して油断の許されない、過酷な状況が続いています。
映像を通しての応援もとても必要なことですが、もう1つ大事なこととして、現在の医療現場には、マスクや消毒液、防護服(ガウンやゴーグルなど)、つまり衛生材料とされている防護具全般が慢性的に不足しているという事実です。

何故防護具がこれだけ不足しているかというと、着回しでの医療側の感染を防ぐために、患者を1人診察し終わった後に脱いだり捨ててしまうことを徹底していて、防護具の不足が深刻な為に、現在医師たちは、雨具などの道具を使って診察をしている現実があります。
自宅での自粛活動を続けている私たちには信じられないかもしれませんが、現在の医療現場では、それだけでは防げないために、足りない防護服の代わりに、ゴミ袋をかぶって診断をするということも常習化しています。

人の命を助ける職務を担う医療現場は、ただでさえ常日頃から過酷な現場であるというのに、非常に高い感染力を持つ新しいウイルスとの長い戦いで、精神的にも身体的にも参っていることは容易に想像することができます。
このような現在の恐ろしく厳しい医療現場を、私たちが知ることはとても大切なことであり、映像を使用することで、支援の輪はあっという間に広がるということが分かったことから、これらの防護具の不足物の全てについても、映像を使ってさらに拡散していくべきであることは絶対であると言えます。
映像は、人を動かすパワーを確実に持っています。今こそ、映像の力で、医療の世界に貢献していきましょう。

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