風邪の引き始めには、漢方薬の葛根湯を使用する人も多くいますが、最近では、葛根湯の他にも、さまざまな漢方薬が販売されています。西洋医学で得意とする分野では、西洋医学で治療をし、不定愁訴や検査に現れにくい、ちょっとした不調などの分野においては、漢方医学で治療を行うという、西洋医学と漢方医学の融合化の流れは、確実に医療界へ広がってきています。また、漢方薬の中には、健康保険が適用される薬も存在するのです。今回は、漢方薬の選び方に動画を活用することのメリットや、漢方医学で得意とする症状などに関して、詳しく解説を行っていきます。
①動画で説明する漢方薬の選び方
漢方は、有名な漢方薬などの宣伝効果や、実際の効き目の良さから、今や市販薬の王道として人々の暮らしに定着しています。スーパーやドラッグストアには、頭痛や肌荒れ、便秘や不安神経症などに有効とされる、実に多くの漢方薬が販売されており、その売り上げは、常に好調な状態をキープしています。そのような流れもあり、新たに漢方を取り入れたいという人は、年々増加傾向にあります。そこで、初めて漢方を取り入れたいという人のために、動画を活用して説明を行うことが効果的です。
では、どのような動画の内容にしていく必要があるのでしょうか。漢方は、一人一人の体質や、ライフスタイルに合わせた薬ですので、まず漢方に詳しい医師や、漢方薬局で自分に合うものを選ぶことが大切です。しかし、いきなりそうした医師や薬局を見つけるのも容易ではありません。では、漢方を始めたい人が薬局などに行く前に、漢方への知識を事前に動画で知っておくと、大変便利ではないでしょうか。
ここでは、事前に知っておくと安心できる、「実証」や「虚証」、「四診」についての説明を行う動画を制作していくことが重要となってくるでしょう。それは何故かというと、漢方の世界では、漢方ならではの尺度が必要となります。そのため、そうした尺度を基礎に、漢方薬を選定していくこととなるからです。
まずこの「実証」に関してですが、これは主に、体力があって筋肉質、そして血色が良く、肌荒れしていない状態の人のことを意味します。そして声もハキハキとしているけれど、暑がりで胃腸が強く、便秘気味であるという特徴を持つ人のことを指します。次に、「虚証」に関してですが、これは体力がなく弱弱しく、体型も細く華奢であって肌が荒れやすく、声も小さい人のことを意味しています。そして、寒がりで胃腸が弱く、下痢気味であるというような特徴を持つ人のことを言います。動画の中では、まずこの実証と虚証についての分かりやすい解説を行っていくことが大切です。「実証」と「虚証」には明確な違いがありますので、その違いが明らかであるように、説明を行っていくことが大切です。
この「実証」と「虚証」は、まさに正反対の体質の人のことを指していますが、この2つのタイプの根本的な違いこそが、漢方薬を処方するにあたって、非常に重要となるポイントなのです。具体的な例を挙げると、有名な漢方薬である葛根湯は、体力に問題がなく、胃腸の強い実証タイプの人が使用するのに適した薬となっていますので、胃腸が弱く、常にお腹を下し気味であるという「虚証」タイプの人には、使用を勧められない薬なのです。要するに、この薬でお腹を下してしまうという人は、「虚証」タイプであると言える可能性が高いわけです。
動画を制作する上で必要なことは、動画の中で、よく知られている漢方薬を引き合いに出し、それがどのタイプに向いていて、どのタイプには向いていないのかということをきちんと示していくことです。前述した葛根湯の場合では、「実証」タイプがこの薬に適していて、「虚証」タイプは適していないわけですので、それについての正しい説明を行っていきます。またこの他に、「では、『虚証』タイプにはどのような漢方薬が適しているのか?」ということも交えながら解説を行っていくと、漢方薬について、より丁寧で分かりやすい動画内容となります。
そして四診に関してですが、「望診」・「聞診」・「問診」・「切診」この4つの診断法のことを意味していて、これらは漢方薬を取り入れたい人に向けて、最適な漢方薬を処方するために行われる、漢方オリジナルの診断方法となっています。
まず望診に関してですが、これは表情や顔色、姿勢や態度などを観察する診断方法のことを指します。舌診と言って、舌の状態を見ることもあります。
次に、聞診ですが、これは話し方や声の大きさ、咳の仕方や痰が出ているかどうかなどを診る診断法のことを言います。場合によっては、口臭や体臭をチェックしたりすることもあります。
そして問診ですが、これは一般にも広く使用されている問診と変わりありませんが、時には、仕事やライフスタイルなどについて、尋ねることもあるのが特徴です。
4つ目は切診ですが、これは身体に触れることで状態を診る診断法のことを言い、具体的には脈を診る「脈診」と、腹部を診る「腹診」の2つのパターンがあります。
この四診については、まず4つの診断方法があることを知ってもらうために、4つのパターンに分けて説明を行っていくことが重要です。この4つの診断法は、それぞれに特徴を持っていますので、それらを正確に伝えていくことが大切です。漢方を日常的に使用する人は、漢方に関する知識を持ちますが、知識を持たない初めて漢方を使用するという人に向けて、動画を活用して解説を行い、漢方における正しい知識を身に付けてもらうことで、漢方薬を選ぶ際に、大変役立つ動画となります。
②西洋医学では難しい不定愁訴も漢方医学で治療
イライラや疲労感といった自覚症状はあるものの、原因となる病が特定されない状態を指す「不定愁訴」という症状がありますが、この不定愁訴の治療は、漢方医学が得意とする領域であり、西洋医学での治療は、困難であると言われています。そのため、漢方治療適用と見なし漢方薬治療が行われやすく、需要の多い疾患でもあります。
こうした動画の内容ですが、この不定愁訴の治療に、漢方医学が強いことを動画でアピールする方法も、大変有効です。不定愁訴を抱える人の中には、漢方によって治癒されたり、あるいは改善されたりという結果に繋がるということを知らずにいる人もいるのです。そのため、漢方医学が不定愁訴に強いということの説明や、不定愁訴の主な治療法、どのような漢方薬を使用するのかといったことを、動画の中で詳しく解説を行っていくことは、漢方医学の幅の広さを知ってもらえることにも直結しますので、効果的です。
③ライフスタイルに合った漢方薬選びを動画で
漢方薬は、今や人々の日常生活に欠かすことのできない薬の1つです。個々のライフスタイルに合わせて、漢方薬を選ぶことで、健康で明るい毎日を過ごすことのできる人は、無数に存在しています。新たに漢方を取り入れる人々に向けて、薬の選び方に関する動画を依頼することには、漢方薬市場の拡大も期待できるという、大きなメリットがあると言うことができます。
動画制作は、個人で行うことのできる範囲には限りがありますので、質の良い映像を作りたいというときには、動画専門企業へと依頼をする必要があります。個人では難解な制作テクニックも、プロにお任せすることで、最高の品質を約束してくれます。漢方薬治療のような、医療分野で使用する動画に関しては、より高品質な映像が望まれているのも事実ではないでしょうか。
株式会社ナインフィールドでは、漢方薬治療に関する動画の制作を行っています。漢方薬治療のプロモーション動画制作や、映像配信サービス、動画のコンサルティング事業など、数多くの映像制作事業を低価格で提供致しております。漢方薬治療の動画制作のご依頼は、是非弊社まで、お気軽にご相談ください。