日本には、非常に多くの整骨院や整体院がありますが、それが意味することというのは、整骨や整体に関する悩みを持つ患者がとても多いことの証明でもあります。これから来院を考える患者に、CG映像を使用して動画を制作し、理解をしてもらうには、どのように伝えることが必要でしょうか。今回は、CG映像を利用して、整骨や整体について、分かりやすく伝える方法について、解説をしていきます。
①腰痛持ちの人体モデルのCG映像を利用して整骨をさらに広めたい
ここでは、CG映像を使用して制作した人体モデル映像と、筋膜治療に関する整骨院の動画の例に、説明をしていきます。
まず動画の中では、CG映像で制作した、男性の人体モデル映像を映し出し、動画の画面下部に、筋膜に関する、簡単な説明を加えていきます。その下部の文章を読み上げるように、ナレーターによる音声を加えると、患者により伝わりやすい動画となります。
人体モデルの映像には、網目模様のラインを入れることで、伸びたり縮んだりする筋膜が姿勢を上手く維持する姿を、視覚から簡単に理解をすることができるように、表現することが可能です。また、人体モデル映像は、180度の視点から、多角的に見ることのできるよう制作をすることも大切です。
次に、日々の長距離通勤で、脚への負担がきてしまっている、腰痛持ちの男性を人体モデルに当てはめて、説明をしていきます。日々の脚への負担のために、筋膜が縮んでしまって伸びづらくなることで、さらに縮んでしまい、腹部の筋膜のほうまで引っ張ってしまうという例です。この時、人体モデルに歩行をさせる動きを入れて制作をし、脚の負担のかかっている箇所を赤く色を加えて表現することで、疲労箇所を分かりやすく伝えることができます。また、腹部の筋膜まで引っ張ってしまうという部分では、実際の患者に近い動きに似せる必要があります。
腹部の筋膜のほうまで、引っ張られてしまった結果というのが、骨盤の歪みと腰痛に繋がり、この腰痛持ちの男性の原因というのは、正しく骨盤の歪みから来るものであったわけですが、ここでは、正常な骨盤と、歪んでしまった骨盤の、両方を見比べられるCG映像を見せることが大事です。正常な骨盤と、歪んだ骨盤の違いを比較することで、患者が自身の歪みの原因をより深く理解しやすくなります。
骨盤の歪みの原因は、もちろん1箇所の筋膜だけにあるとは限らないことなどを挙げた上で、整骨院の魅力や、どのような治療を行うのかに関する説明を行い、筋膜治療と普通の治療との違いや、筋膜治療を行うことで、どのような効果が出るのかというポイントをしっかりと説明した上で、最後に整骨院の詳細を載せることで、短い動画の中で、伝えたいことの全てを簡潔に、そして確実に伝えることができます。
腰痛持ちの男性の人体モデル例は、骨盤の歪みが原因であったので、CG映像では、患者をうつ伏せにし、脚の治療をしていることがよく分かるように、脚の箇所を中心に映し出しながら、整骨院の魅力や治療内容についてなどを説明すると、よりダイレクトに表現できます。
整骨院の詳細では、院長の写真や、実際の整骨院の雰囲気などを載せることで、患者が初めて整骨院に来院するときに、どのような環境で、どんな先生に診て頂けるのかということの確認をすることができるので、気軽に通いやすくなる可能性に繋がります。
このように、整骨の仕組みは、CG映像による人体モデルを利用することと、詳しい説明を加えることで、整骨に関してより深く、より分かりやすく伝えることが可能となります。その中でも、CG映像を利用することのメリットは、人体モデルを使って表現をすることができるので、そういった意味で非常に重要なウェートを占めることになります。
②肩凝りを持つ人体モデルのCG映像を利用して整体を分かりやすく伝えるには
整体の仕組みを分かりやすく伝える方法として、ここでは、肩凝りを持つ人体モデルのCG映像の例をもとに、解説をしていきます。肩凝りの症状は実にさまざまなように、肩凝りの原因もさまざまで、肩凝りが、何らかの病と合併しておきるケースもありますが、そういったことの説明を、CG映像を使用して行いたいというときに、人体モデルの上半身の部分、もしくは肩付近にクローズアップをして映像に映し出すことが重要です。
そのときに、人体モデルの背面部分を映し出すようにして、主に、人間の肩のどの部分が凝りやすいのかというところを、分かりやすく見せる必要があります。肩の凝っている部分だけ、色を加えて表したりすると、患者の理解も容易です。
首や背中が疲労するような姿勢を、長時間に渡って続けたりすることや、背骨の歪みなどというのは、肩凝りの大きな原因として挙げられますが、このような説明を、CGを利用して行う場合に、人体モデルが椅子に座ってコンピューターを操作しているような映像を入れると効果的です。
そして、人体モデルがどのような姿勢でいると、肩凝りが起きやすいのかということを、瞬時に見て取れるように、あらかじめ人体モデルの姿勢は肩凝りが起きやすい姿勢にさせておき、そのような姿勢でいるために、首や背中が凝ってしまうということの分かるように、凝りの起きやすい部分に、前述したような、色を加えたりすることが有効です。
また、背骨の歪みや、首や背中が疲労するような姿勢を、長時間に渡って続けることなどが原因となって起こる肩凝りの症状は、MRIやレントゲン、あるいは血液検査などで表面化することがないように、原因の根本である、背骨の歪みや姿勢などが改善されることがなければ、どれだけ整体院などに通ったとしても、同じ症状を繰り返すことになってしまいます。
姿勢の悪さや、背骨や、骨盤の歪みなどが原因で起こる肩凝りというのは、場合によっては耐え難い痛みであるケースも存在しますが、そのような耐え難い痛みであるということのアピールを、CGを利用した人体モデルに適用したいというときには、やはり人体モデルの背面をメインに映し出し、人体モデルが首や肩のあたりに両手を当てて、強い痛みを感じているというような映像をリアルに作り出すことが大事です。
肩凝りというのは、身体のバランスを調整することで改善することの可能な症状ですから、整体院などで、CGを使って肩凝りについての説明をしたい時に、治療前の人体モデルの体のバランスと、治療後の人体モデルの身体のバランスの比較をしたCG映像を取り入れると、説明として十分であります。
人体モデルは、背面から全身を映す形と、側面から全身を映すような形を取るようにし、どこがどのように歪んでいたのかということを、一目で分かるように仕上げるには、人体モデルの全身に、網目状のラインを入れたりすることで、より理解が深まります。
整体について患者に伝えることは、自己の身体の仕組みをよく知り、理解をする事へと繋がりますが、整骨や整体に関して、本当に分かりやすく伝えるためには、CGを使用した映像を活用して伝えるという方法が最も効果的であり、確実に取り入れるべき技術です。弊社では、医療用CGグラフィックの制作も行っており、2DCG・3DCG問わず、綺麗で鮮明なCG画像を、低価格でご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。