リハビリを行うにあたり、最も大切なことは本人のやる気つまりモチベーションです。高齢者は治癒力が遅く体力も落ちていることから、リハビリまでに時間のかかることも多くあります。リハビリに時間がかかると、モチベーションを維持できない方も珍しくありません。理学療法士や作業療法士・言語聴覚士や医療従事者の中にも、意欲と目標をもってリハビリに取り組んでもらうため、患者の進歩を褒めようと心掛けている方は多く存在します。
しかし同じ褒め言葉を繰り返しているだけでは、いつもの声かけで終わり、モチベーションの維持にはつながりにくいでしょう。そのため、ポイントを押さえて患者の心をつかみ、やる気を引き出すことにより、意欲の向上に結び付けることが重要になります。どのような状況にいても、ポジティブな面を見つけ出すことが大切です。今回はリハビリにおけるモチベーションの維持方法を動画で解説することのメリットに関して、徹底解説します。
①リハビリのモチベーション維持に動画を活用
リハビリを行う際に患者のモチベーションを維持するためには、患者の意向の聞き取り方も重要になります。歩けるようになったら何がしたくて、歩けるようになることでどのような生活をしたいのか?などの聴き取りが挙げられます。また歩くだけでなく、食事や更衣などの日常動作や家事・仕事・余暇・地域の活動など、人が日常生活を送る上で営まれるあらゆる作業を生活行為と捉えるようにすることも重要です。
リハビリを受ける側である患者は、いくつもの生活行為が、歯車のように互いに絡み合いながら、日常生活を送っています。歩くのは日常生活への第一歩かもしれませんが、その先の生活も絡めることによって歩く次の段階のリハビリも見据えるようになれば、意欲がわく可能性もあります。患者の意向の聞き取り方や、患者を褒めるポイントなどをベテラン理学療法士や作業療法士などにインタビューを行い、動画にしておくことにより新人研修の際の教材となります。
また新人研修だけに限ることなく、就職における企業の説明などにも、動画を効果的に活用することができます。例えば説明会の中で、その企業に実際に就職した社員の声を動画にして見せたり、企業内部映像をシンプルにまとめて見せることも有益です。これらを行うことにより、企業の認知度の向上やターゲティングを行う際に効果的であると言えます。これらのことから動画を活用すると、短時間で伝えたい情報を分かりやすく伝達できるという動画特有のメリットを享受できることが分かります。また動画の活用は記憶にも残りやすいため、院内研修動画としても有益です。
②インタビューや実写映像でリアリティーを演出
リハビリにおいては失敗に囚われ過ぎてしまうと、人は挫けやすくなります。そのため、できた点や課題に注目するなど、柔軟に対応を行うことが大切です。リハビリという毎日の訓練を意欲的に継続するには、よほどのやる気がなければ難しいものです。患者の中には、「指の動きが良いですね。」「〇〇ができてますよ。」など、動作に対し具体的な例を挙げて声をかけられることで、モチベーションを維持できたという方もいます。
「リハビリで良くなれば、好きな〇〇もできますね」など、進歩があると患者にとっても、大きなメリットとなります。患者自身のモチベーションを高め、褒められる・認められるという喜びを感じてもらえるような言葉をかけることが大切です。患者自身が、「もっと頑張ってみよう!」と思うようになるには、「もう1度自分の足で歩きたい。」「また家族と会話できるようになりたい。」などの具体的な目標や意欲をもつことが重要になります。そしてここに、リハビリ開始時の聞き取りの内容が生かされてくると言えるのです。
上記の内容にも、動画を有効活用することが効果的です。患者にもインタビューも行い、どのような声掛けでモチベーションが維持できたのかなどを動画に収録しておくことで、医療関係者や介護者の参考になる場合もあります。ここでの動画内には実写を導入することにより、医療従事者や介護者が、自身に置き換え臨場感を感じながら視聴することができます。何よりも臨場感を出しやすいのが、実写の映像を活用するメリットです。インタビュー映像を含む動画制作の際には、実写が活躍するフィールドとなります。
③アニメーションの応用でモチベーション維持を分かりやすく
患者の意欲を維持するためには、似たような目標を持つ仲間とともに運動すると良いでしょう。これは、デイサービスなどを利用している場合に、メリットの1つとして挙げられます。デイサービスには、多くの利用者がいるため、似たような症状の利用者と会話をしたり、仲良くなりやすいという利点があります。そのため、似たような目標を持つ仲間にも出会いやすい傾向にあるのです。デイサービスのメリットを存分に活用することが大切です。
また、不安なときや、やる気の起きないときには、気晴らし(息抜き)をすることも適切です。気晴らしを行うことで、立ち直るきっかけとなることもあるからです。気晴らしにはできる範囲の体操やウォーキング・好きな音楽を聴いたり絵を描いてみたり、日記や手紙を書くことなども有効です。気晴らしの内容は自身に合うものを選定することが重要になります。患者の意欲を高められ、モチベーションを維持することができれば、患者はやりがいを強く感じることができます。患者を観察し、その都度褒め上手になることも必要なスキルとなるでしょう。
デイサービスでの活用や気晴らしの内容も、動画を活用して伝えることが有益です。動画内では、気晴らしの内容をアニメーションで紹介することも有益です。アニメーションには、実際の映像より細部にこだわることが出来たり、イラストなどを使用する事により、視聴者に受け入れられやすいというメリットがあります。また、オリジナルキャラクターを制作すれば、大人であっても親しみを持ってもらえ、SNSで拡散されることにより認知度の向上やブランディング効果を高めることにもつながります。またアニメーションには、ロケーションコストやキャスティングコスト・会場にかかるコストまでもが不要となります。そのため、費用を最低限に抑えて動画制作を行いたい場合にも最適であると言えます。
動画制作の際には、映像制作企業に依頼を行うことが最も安心できる方法です。長年の実績と経験から、イメージ通りの動画を制作してくれます。まだ企画の定まっていない段階であっても、一度映像制作企業に相談を行うことにより、さまざまな提案をして方向性が定まる場合もあります。また企業によってはリクエストを聞いてくれ、短期間で納品してくれる場合もあります。動画の制作にかかるコストは、予め検討しておくことが重要です。
弊社では、リハビリのモチベーション維持に関する動画制作を行っております。リハビリのモチベーション維持における映像制作の他、多岐にわたる動画の制作を承っております。各種プロモーション映像制作や動画配信サービス・ドローンを活用した空撮や動画コンサルティングなど、唯一無二の弊社オリジナル映像技術を、ローコストでご利用いただけます。この機会に、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。動画制作のご依頼は、弊社まで是非お気軽に、お問い合わせください。