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【手術にも映像を!】ガン手術にもこうして映像が活用されている

ガン手術と映像と言われてもあまり結びつかない方は多いかもしれません。
しかし、実は今既に色々なところでガン手術に映像が活用されているのです。
こんな風に活用すれば、色々な意味での手術のリスクを軽減できるのではないでしょうか?

①手術中の動画を撮影することで医療ミスがないことを証明できるように

ガン手術は、命を左右するような手術だと言えるでしょう。そのため手術を成功させるにはある程度の腕が必要になると思いがちです。
しかし、そもそもガンという病気自体、転移などの複雑な病気の為、もしかしたら医師の手術の腕がどうこうというのはあまり関係ないかもしれません。
もし、手術中に死亡したり、あるいは手術のあと死亡してしまったりしたら、遺族の心情的にはやはり病院のせい、あるいは執刀医のせいにしたくなってしまうものです。
病院あるいは執刀医は、そうなった場合に明確に自分を守ってくれるものはないでしょう。
それはもちろん弁護士などもいるでしょうから、そうして守ってもらうことはできますが、医療ミスではない事を証明できれば良いのではないでしょうか。
手術中の映像を撮影して、それを残しておけば、何かあった時それを証拠にすることが出来ます。
成功率の低い手術を取り扱うような病院では、手術中の動画を撮影しているようなところもすでにあります。それは何も手術がうまくいかなかった時だけに役立つものではありません。
成功した時にも、「このような手術をした」と説明することが出来るようになるのです。それを見せることで、患者や家族に安心してもらい、回復が早くなることもあるでしょう。
また、複雑な手術の場合には模範手技として映像がテキスト替わりとなり後進指導にも役立つ面も出てくるでしょう。

②ロボットを使用した映像の活用方法も増えてきている

ガン手術では、元来映像を活用した手術があります。それが、腹腔鏡手術などの内視鏡カメラを使いながらの手術になります。
大きく切開しないで手術が出来るので、活用されることも多くなってきています。そうした映像の活用方法ですが、一点欠点がありました。それは、カメラや手術器具がぶれてしまうという点です。医師も人間ですから、カメラをもっている手が震えたりすることもあるでしょう。
そうするとやはり見づらくなりますし、なかなかうまく手術ができなくなるはずです。
そのような問題を解決するべく、アメリカでは今、ロボットを利用してカメラや手術器具を持たせて手術を行うという方法が採用されてきています。
ロボットに映像機器や手術器具を持たせると言うと、自立型のロボットが手術を行ったり映像機器を動かしたりするのかと思いがちになりますが、アメリカで採用されているのはそういう方法ではありません。
手術用ロボットは医師自身が操縦できるようなロボットで、そのロボットの腕を操縦して動かすことで、カメラの位置を変えたり手術を進めていったりするのです。つまり、車の運転などと似たようなものですね。
そうすることによって、手の震えによるカメラのブレや手術器具のずれがなくなるので、正確な手術がうまく行えるようになるのです。このような活用方法も、これからどんどん日本で取り入れられていくのではないでしょうか。

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