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リアル医療現場での実際の映像活用例

医療の世界で映像が活用されるということが、日本でも徐々に増えてきてはいますが、いざ映像を活用しようと踏み切るためにはやはり、実際日本ではどのように映像が活用されているのかを知らないと難しいところもあるでしょう。そこで以下では、実際にはどのように活用されているのかということを紹介します。

①手術技術の伝達等、教育において活用する

まずやはり、医療現場での映像活用例として多いのは、手術技術の伝達などの、教育的な活用方法です。映像を用いれば、実際に自分の目で手術を見ることよりもより近い位置で手術シーンなどを見ることも出来るようになります。
そしてそれは、その日その現場にいない人にとっても言えることです。もし、映像を活用していなければ、その日その現場にいた人しかその技術を学ぶことは出来ません。
しかし、手術室で見学できる人数は限られていますし、手術の日に立ち合えないという方もたくさんいることでしょう。そのため、映像を用いていない場合は、どうしても多くの人に手術技術を伝承するのは難しかったりするのです。
手術技術は言葉や図などだけで説明してもよく分からない面が多くあります。
映像があれば、しっかりと技術を見せることが出来ますし、もっと言えば編集で注釈をつけたり、重要なポイントを大きくゆっくり見せたりすることによって、より分かりやすい教材・資料にすることができます。
医療現場ではそうして教育用に映像を活用することが多くなっています。

②分かりやすい資料として情報共有に使用する

医療現場での映像の活用方法としては、分かりやすい資料として映像を活用するということも多いです。たとえば患者さんが引っ越しなどで、別の病院に行くとき「前回がこうだから、こうなっている」という症状や治療経過を文章だけで説明しても、結局のところよく理解できていない場合もあるでしょう。
しかし、映像を活用していれば、映像とともに患者さんに症状を伝えることが出来るようになり、より分かりやすく正確性の高い資料がつくれるのです。また、提携している病院であれば動画データでの資料は、ネットやクラウドを通じて遠く離れたところの病院とも共有することが出来ます。
動画は音声と映像が一緒になっているものなので後でいろいろ説明する手間もかからず、現状を正確に伝えることができます。
もし画像での資料しかないのであれば、それと紹介状で引き継ぐことになりますからもう一度検査をし直したりと手間がかかる場合が出てくるかもしれません。
そうしなくてすむようになるのは、現場において大きなメリットになるのではないでしょうか?

③リアルタイム映像による動画会議

医療現場では、生配信的な映像の活用方法もあります。
医療現場では、情報共有の為の会議は欠かせないと言えますが、医療従事者は場合によってはそれに参加することができない時もあるでしょう。しかしそんな時、会議の配信があればどうでしょうか?その場に行くことが出来なくても、それに参加して、情報を正しく得ることが出来るようになります。

オンライン会議などライブ配信や教材・資料としての動画利用など、こうした活用方法で映像を活用していけば、時間にとらわれずもっと効率的に働くことが出来ることになるでしょう。

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